皆さん、こんにちは。
東京都世田谷区を拠点として、注文住宅・新築工事やリフォーム・リノベーション工事を手掛ける川津工務店株式会社です。
既存の物件のポテンシャルを活かしながら、自由度が高く、自分の好みの間取りやデザインにつくりかえられるのが、フルリフォームの魅力です。
ただし仕上げや設備を交換するだけのシンプルなリフォームよりは、時間がかかります。
フルリフォームは一体どれくらいの期間を見ておけばよいのでしょう?
戸建てやマンション別の目安や、スムーズに進めるポイントを紹介します。
■フルリフォーム期間の目安とは?
一般的にキッチンや浴室のリフォームには1週間ほど、内装の場合はクロス張り替えだけなら2〜3日が目安ですが、中古物件を一変させるフルリフォームはより時間がかかります。
工事内容の規模にもよりますが、戸建て・マンションそれぞれの目安をみてみましょう。
・戸建ての場合
戸建てのフルリフォームの工事期間は約1~4か月が目安です。
もちろん木造や鉄骨造などの構造や、リフォームする物件の劣化状態や建物の大きさ、工事内容などによって期間は変わってきます。戸建て住宅の場合、さらに外構工事の期間が加わり、規模によってはさらに1か月ほどかかることもあります。
また工事が始まる前に、建築会社との打ち合わせや契約、住宅ローンの借り入れなど銀行のやりとりを含め、約2~3か月の準備期間が必要になります。
つまり、リフォームを決めてから終了するまで、合計で3〜7か月はかかるとみておくとよいでしょう。
中古物件を購入する場合、物件探しや住宅ローンなどの手続きも発生するため、トータルで半年〜1年程度はかかります。
・マンションの場合
マンションのフルリフォームは、約1~3か月程度が目安です。
戸建てと異なり、構造躯体の補強や耐震リフォーム、外構工事がなく、専有部分の工事のみとなるので、戸建てよりも短い期間で完了します。
もちろん見積もりや設計期間、打ち合わせなどは、戸建てと同じく2~3か月ほどかかります。現在住んでいるマンションをフルリフォームする場合も、戸建てと同様、仮住まい先を探す必要があります。
■リフォーム期間が延びてしまう原因とは?
戸建てもマンションも工事中は仮住まいをすることになります。住宅ローンを借り入れると契約直後からローン返済が始まるため、仮住まい先の家賃とあわせると、返済+家賃の二重払いとなります。
したがって工事期間はできるだけ短く抑えられるとよいでしょう
ただし、時期的な問題や、施主側の段取り次第で、工事が長くなってしまうこともあります。工事が長引いてしまうケースを紹介します。
・依頼内容を途中で変更する
工事が始まってから、設計の変更が発生すると工期が延びることがあります。また、キッチンや浴槽などの大型設備は、発注から納品まで時間がかります。追加や変更が起こらないよう、打ち合わせをしっかり行いましょう。
・繁忙期と重なってしまう
一般的に9月~12月の年末にかかるタイミング、そして3月~5月の年度の変わり目は、建築業界の繁忙期です。人手や資材・設備を確保しにくくなり、予定通りに進行せず、工事期間が延びてしまうケースがあります。ゴールデンウィークや年末年始など長期休暇を挟む場合も注意しましょう。
・悪天候の影響を受けることも
戸建てで外壁や屋根などの工事を行う場合、大雨や台風などの影響で工事に支障が発生してしまうことがあります。また使う材料にもよりますが真冬は塗料や左官が乾きにくい傾向もあります。天候により遅延が生じることも想定しておくとよいでしょう。
・構造躯体がひどく劣化している
どれほどリノベーションの経験が豊富な建築会社でも、壁を剥がしてみなければわからないことがあります。場合によっては戸建て住宅を解体してはじめてわかる構造躯体の劣化もあります。予定していなかった補強工事の発生により、スケジュールが伸びる可能性も念のために留意しておきましょう。
・申請に時間がかかる
マンションの場合は管理組合への許可申請が必要で、この段取りに時間がかかってしまうことがあります。2~3週間かかる場合もあるので、余裕をもって申請するとよいでしょう。
戸建てで大規模なリノベーションを行う場合も、2025年4月の建築基準法改正により、工事着工前の確認申請が必要になりました(4号特例の縮小)。
主要構造部の過半の改修が対象で、屋根の葺き替え、外壁の張り替え、階段の位置変更などが生じる場合が該当します。
自治体によって審査期間は異なりますが、申請から受理には1〜3週間ほどかかります。省エネ基準適合性判定(省エネ適判)を申請するようなら、さらに1〜2週間ほどかかると見ておきましょう。
地域密着型の建築会社や工務店にリフォームを相談すると、地元の役所ならどのくらい時間がかかるか把握していることが多いので、見通しがつきやすくなります。
■フルリフォームをスムーズに進めるためのポイント
フルリフォームは工事規模が大きく、またさまざまな選択肢から判断しなければならないことが多いので、設計期間も工事期間も長くなります。そのことを踏まえて、できるだけ期間を短くするポイントを紹介します。
・リフォームの目的と優先順位を整理しておく
フルリフォームは規模が大きい分、選択肢がたくさんあり、時として予算との兼ね合いで妥協しなければならないことも出てきます。悩む時間を最小限に抑えるために、あらかじめリフォームの目的を絞り、やりたいことに優先順位をつけておきましょう。
必ずやりたいこと、予算に余裕があればやりたいこと、など2択にして家族で話し合うと、ポイントを絞りやすくなります。
・実績のある建築会社を選ぶ
工期が長くなる原因の一つには、施工側の段取りが悪かったり、設計者と現場の施工チームの意思疎通がうまくいっていない、というケースもあります。
したがって、建築会社のホームページをチェックして、理想に近いデザインや施工をしているか確認しておきましょう。
設計と施工の意思疎通がスムーズな建築会社や地域密着型の工務店なら、精度高く、適切な工期で理想の空間にリフォームしてくれることでしょう。
》後悔しないリノベーション会社の選び方とは?確認すべきポイントや注意点を徹底解説!
■まとめ
今回は、フルリフォームにかかる期間の目安と、計画をスムーズに進めるためのポイントを解説しました。
フルリフォームは、決して短くない時間と労力がかかる一大プロジェクトで、プロセスが見えない部分も多いからこそ、「本当にうまくいくのだろうか」という不安はつきものです。だからこそ、計画的な準備と信頼できるパートナーとの出会いが、後悔しない住まいづくりに繋がります。
■フルリフォームはダンドリが命! 地域密着型の「川津工務店」にご相談ください!
世田谷区を拠点とする川津工務店は、腕利き大工が活躍する地域密着型の工務店。
ていねいな仕事に定評があり、ご予算と理想をすり合わせながら、最適なご提案が可能です。
新築、フルリフォーム、部分リフォームいずれにも対応でき、住宅の内部構造に詳しい棟梁が、しっかりとお住まいの状態を検分します。快適性やご要望をかなえるためにはどのような方法を採るべきか、最適なご提案をいたします。
お客様のご要望をイチバンに考え、プラン、仕様、提案から施工まで、一気通貫するワンストップなので、施工精度が高く柔軟な対応が可能。余計なマージン料がかからないので、ご予算の面でもご安心ください。
ご予算の範囲内で最大限のご提案をいたしますので、コスト的にちょっと不安で……という方も、お気兼ねなくご相談くださいね。
お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。
リフォームと呼ばないような、ちょっとした不具合への対応など、どんな小さなご相談でも喜んで承ります。もちろん新築にも定評がありますので、新築や建て替えをお考えの方も大歓迎。
地域に根差す工務店として、最高の住まいをつくるお手伝いができればと思っています。
お困りごとがあれば、まずはお気軽にご連絡ください!
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