皆さん、こんにちは。東京都世田谷区を拠点とし、注文住宅・新築工事やリフォーム・リノベーション工事を手掛ける川津工務店株式会社です。
築年数が経った戸建て住宅でも、フルリフォームによって快適な住まいに生まれ変わらせることができます。一般的に、家全体をリフォームする場合は2000万円前後がひとつの目安。とはいえ、同じ金額でもできる範囲には差があります。
今回は、2000万円の予算でどこまでリフォームできるのか、難しい場合はどんな内容なのか、費用を抑えるコツも含めて解説します。
■予算2000万円でここまでできる!一戸建てフルリフォームの工事内容

2000万円のフルリフォームは、単なる模様替えや内装の刷新を超えて、新築同様の住まいを目指すことができます。
では、主にどのような内容の工事が可能なのかを見ていきましょう。
・内装、外装のフルリフォーム
2000万円の予算があれば、床材や壁紙の張り替え、水回り設備の入れ替え、外壁や屋根の塗装など、家全体の内外装を一新することができます。
たとえば、古いクロスを自然素材の漆喰や珪藻土に変える、無垢材のフローリングに張り替えるなど、素材の質にもこだわった空間づくりが可能です。吸放湿性に富む自然素材を多用すると、夏は余分な湿気を吸い、乾燥しがちな冬は湿気を放出してくれるので、快適な空間づくりが可能です。
・夏涼しく冬暖かい家にする性能リフォーム
断熱材の入れ替えや複層ガラスサッシの採用などで、断熱・気密性能を最新の基準に近づけることも可能です。冷暖房効率が上がり、冬の底冷えや夏の熱気のこもりが軽減され、光熱費の削減にもつながります。
外壁も塗装だけでなくサイディング張り替えなどにより耐久性を上げることができ、耐候性・防水性・遮音性の向上も期待できます。
また、耐震補強を行うことで、見た目の美しさだけでなく、安心して長く暮らせる住まいへと性能面から再生できます。
・水回りの一新
2000万円の予算なら、キッチン、浴室、トイレ、洗面所といった水回り設備をまとめて交換でき、毎日の使い心地がぐっと良くなります。これらは毎日使う場所で劣化が早く、住宅の快適性に直結する部分。
たとえばシステムキッチンの入れ替えで家事動線を整えたり、食洗機の導入で後片付けがスムーズに。ユニットバスを最新型・高断熱タイプに変更することで清掃性を高めるだけでなく、冬のヒートショック対策もでき、健康リスクを抑えることが可能です。
トイレは節水型に替えるだけで水道代の負担を抑えられ、汚れが付きにくい表面で掃除もラクに。給湯器を高効率タイプへ更新すれば、エネルギーのムダも減らせます。
・間取りの変更
家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、部屋数を増減したり、リビングを広げたりするような間取り変更も可能です。
たとえば、使わなくなった和室とリビングをつなげて一体化し、明るく開放的なLDKにしたり、使われていなかった和室をワークスペースに変更したりするケースもあります。
水回りの位置を移動して家事動線を改善するなど、暮らしやすさを追求するプランニングも実現できるでしょう。
■【要注意】予算2,000万円では難しいケースとその理由

リフォーム内容によっては、2000万円では収まらないケースもあります。ここでは、予算オーバーになりやすい例を確認しておきましょう。
・大規模なスケルトンリフォーム
スケルトンリフォームとは、柱や梁など建物の骨組みだけを残して、内装・設備をすべて解体し、構造から刷新する工事です。この場合、解体費用や構造補強費がかさみ、新築に近い金額になることも。特に延床面積30坪を超える住宅では、2000万円を超える可能性が高くなります。
・完全分離型の二世帯住宅へのリフォーム
親世帯と子世帯がそれぞれ独立した生活を送る「完全分離型」では、キッチン・浴室・トイレを2世帯分設ける必要があります。
その分、給排水工事や電気配線、設備費が増えることになるので、2000万円では難しい場合があります。一方、キッチンやリビング、浴室などを共有する「同居型」なら、コストを抑えて二世帯化することも可能です。
・延床面積が広い住宅(約40坪以上)のフルリフォーム
面積が大きくなるほど、使用する建材や人件費が増加します。40坪を超える一戸建てでは、外壁や屋根の面積も広くなるため、2000万円では足りないケースも出てくるでしょう。
・建物の劣化が著しい場合
築30年以上の古い住宅では、基礎や柱など構造部分の補修が必要になることがあります。
特に1981年の新耐震基準以前の建物では、耐震補強工事が必須となることもあり、想定外の費用が発生することも。
雨漏りやシロアリ被害がある場合は、修繕費用が数百万円単位で追加される可能性もあるため、事前の建物診断が重要です。
■予算内で理想を叶える!フルリフォーム費用を賢く抑えるコツ

とはいえ、せっかくのフルリフォームなので、あきらめるのはもったいないですよね。費用をうまくコントロールしながら理想を叶える方法も知っておきましょう。
・設備や建材のグレードを見直す
すべての設備や建材をハイグレード仕様にする必要はありません。
たとえばリビングや玄関など人目につく部分や長く過ごす場所には質感のよい素材を使い、寝室や収納などは標準仕様に抑えるといった工夫で、全体のバランスを取りながらコストを調整できます。また収納を新調する場合、既製品を購入するよりも大工による造作工事のほうが、空間にぴったりフィットしつつコストも抑えられることがあります。
ただし、住宅性能に関わる部分(断熱材や窓など)は後から手を入れにくいため、優先度を高めるとよいでしょう。
・リフォームの優先順位を決める
理想のすべてを一度に実現しようとすると、どうしても費用が膨らみます。まずは叶えたいことを書き出して「絶対にやりたいこと」と「可能ならやりたいこと」に大別し、段階的に実施するのも賢い方法です。暮らしの中で不便を感じる箇所から着手することで、費用を分散しつつ満足度の高いリフォームが可能になります。地域密着の工務店なら、日々の使い勝手や将来の暮らし方まで聞き取りながら一緒に優先順位を整理してくれるので、悩みや迷いが多いほど頼りになります。
・国や自治体の補助金・減税制度を活用する
耐震改修、省エネ化、バリアフリー化など、一定の条件を満たす工事は国や自治体の補助金対象となります。
たとえば国の「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、上限額は年度で変わりますが、令和7年度は長期優良住宅(増改築)認定で上限160万円、条件により最大+50万円の加算があります。
「住宅省エネ2025キャンペーン」では、「先進的窓リノベ事業」や「給湯省エネ2025」などの補助が用意されています。
世田谷区でも木造住宅の耐震改修などに助成制度があります(今年度の「世田谷区エコ住宅補助金」は予算上限到達で受付終了)。
これらの制度は年度ごとの予算枠や受付期間があるため、計画の初期段階で最新情報をチェックしておきましょう。
また、リフォームでも固定資産税の減額や住宅ローン減税が適用される場合もあるため、工事前に必ずチェックすることをおすすめします。
■まとめ

2000万円のフルリフォームでは、内外装の刷新に加えて断熱や窓の更新、必要に応じた耐震補強まで視野に入れて住まいを総合的に再生できます。
一方で、延床面積が大きい住宅や骨組みまで解体するスケルトン、完全分離型の二世帯化は費用が膨らみやすく、内容次第で予算オーバーする可能性も。費用を抑えたい場合は、素材や設備のグレードを見直したり、必要な工事を見極めるとよいでしょう。
国や自治体の補助金・減税は年度の枠と受付期間があるため、計画の初期段階で最新情報を確認しておくと安心です。
地域密着型の工務店に相談し、日々の使い勝手や将来の暮らし方まで共有しながら優先順位を整理していくと、上手にコストコントロールをしながら理想に近づけます。
■世田谷区での2000万円のフルリフォームは地域密着型の川津工務店にお任せください!

世田谷区を拠点とする川津工務店は、腕利き大工が活躍する地域密着型の工務店。
リフォームの経験が豊富で、注文住宅・新築工事・リフォーム・リノベーションを幅広く手がけています。お客様の理想に寄り添い、プラン提案から設計・施工まで一貫して対応できるのが強みです。
2000万円という予算を効率的に活かすリフォームでは、住宅の内部構造に詳しく繊細な造作デザインまで一貫対応できる大工型工務店が心強い味方になります。
「内外装をまとめて刷新したい」「断熱や窓の更新で夏冬の快適さを上げたい」「必要なら耐震補強も検討したい」といったフルリフォームのご相談はもちろん、水回りリフォームや家事動線の見直しなどにも幅広く対応します。
地域に根ざした工務店として、住まいの不具合からリフォーム、建て替えまで、「住まいの萬屋(よろずや)」として暮らしを支えています。
間取り変更や新築をご検討中の方は、どうぞお気軽にご相談ください。ご予算の範囲内で最大限のご提案をいたしますので、コスト的にちょっと不安で……という方も、お気兼ねなくご相談ください。
お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。
地域に根差す工務店として、最高の住まいをつくるお手伝いができればと思っています。リフォームと呼べないような小さなメンテナンスにも対応しています。
世田谷区で家づくりを考えている方は、まずはお気軽にご連絡ください!
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