皆さん、こんにちは。東京都世田谷区を拠点とし、注文住宅・新築工事やリフォーム・リノベーション工事を手掛ける川津工務店株式会社です。
「愛車を雨風から守りたい」「敷地を有効活用したい」と考えたとき、ビルトインガレージは魅力的な選択肢です。世田谷区のように敷地が限られ、駐車場代の負担も大きいエリアでは、自宅に駐車スペースを持つメリットは十分にあります。ただし、リフォームで後付けする場合、構造補強や法規制の確認が欠かせません。
この記事では、世田谷区で新築やリノベーションを手掛ける川津工務店が、家づくりのプロの目線から、費用相場と注意点を分かりやすく解説します。
■ビルトインガレージ(インナーガレージ)とは?既存の家にも後付けできる?

ビルトインガレージとは、建物の一部に駐車スペースを組み込んだガレージのことです。インナーガレージとも呼ばれ、1階に車庫を設け、その上部や奥に居住スペースをつくる間取りが一般的です。まずはビルトインガレージの基本情報と、リフォームで後付けできる条件を見ていきましょう。
・ビルトインガレージの魅力と人気の理由
ビルトインガレージは、車を建物の中で守れる点が大きな魅力です。雨風や紫外線、砂ぼこり、花粉による汚れや劣化から愛車を守れます。玄関や勝手口と近づければ、雨の日の乗り降りや荷物運びも楽になります。
世田谷区のような都心部では月極駐車場の負担も大きいため、自宅内にビルトインガレージを後付けしたほうがコスト面でのメリットは高いと言えます。
・既存の家への後付けリフォームは可能!(※ただし条件あり)
結論からいえば、ビルトインガレージをリフォームで後付けすることは可能です。
1階の和室や洋室をガレージに変える方法、庭に増築する方法、フルリノベーションで間取りを組み替える方法があります。
ただし、木造で1階の壁や柱を動かす場合は耐震性に関わります。また増築では建ぺい率、容積率、道路との関係、確認申請の要否も確認が必要になります。
■ビルトインガレージを後付けする5つのメリット
ビルトインガレージは、車を置く場所だけではありません。防犯、家事動線、趣味の時間、将来の暮らし方にも関わります。具体的にメリットを見ていきましょう。
1. 愛車を雨風や紫外線、汚れから守れる
屋外駐車の場合、雨風や紫外線が車にダイレクトに当たります。ビルトインガレージなら建物の中に車を入れられるため、ボディや塗装、内装の劣化を抑えられます。洗車の手間を減らしたい方、愛車をきれいに保ちたい方には大きなメリットです。
2. 防犯性が高く、車上荒らしや盗難のリスクを軽減できる
シャッター付きなら道路から車が見えにくくなり、車上荒らしや盗難の抑止に役立ちます。自転車、アウトドア用品、工具などもまとめて保管できます。
3. 雨の日でも濡れずに家の中へ移動できる(買い物の荷物運びが楽)
車から玄関や室内へ直接移動できる動線をつくれば、雨の日の乗り降りが楽になります。買い物袋、ベビーカー、子どもの荷物、介護用品を運ぶときも、傘を差して何往復もせずに済みます。
4. DIYや趣味のスペースとしても活用できる
ビルトインガレージは、車庫だけでなく趣味の場所にもなります。車やバイクのメンテナンス、DIY、キャンプ用品の手入れにも使えます。川津工務店では、大工の造作技術を生かして壁面に工具用の棚をつくったり、趣味の道具をしまえる収納づくりにも長けており、ビルトインガレージを趣味のスペースにすることも可能です。
5. 条件を満たせば容積率の緩和を受けられる
ビルトインガレージを後付けすると、工事内容によっては床面積が増え、容積率の確認が必要です。ただし、自動車車庫として使う部分は、一定の範囲で容積率の計算から除外できるケースがあります。容積率に余裕が少ない敷地でも、この緩和を使えれば、後付け計画を検討できる余地が出てきます。
一方で、屋根や壁があり、基礎などで固定された車庫は課税対象になるため、固定資産税の対象になります。
■後悔しないために!ビルトインガレージ後付けのデメリットと注意点

ビルトインガレージはさまざまなメリットがありますが、計画を誤ると「部屋が狭くなった」「音が気になる」「想定より費用が増えた」と後悔する原因になります。工事前に確認したい注意点を見ていきましょう。
・1階の居住スペース(部屋や収納)が削られる
1階の部屋をガレージに変える場合、居住スペースや収納は減ってしまうので、2階リビングに変更したり、寝室や水まわりの位置を見直したりする検討も必要です。川津工務店では、ミリ単位で寸法を検討しながら、階段下や隙間、吹き抜け下などのデッドスペースを収納に変える造作も手掛けています。
「階段の吹抜け空間を有効活用するアイデア」の施工事例や「オリジナル玄関収納」の施工事例も参考にしてみてください。
ビルトインガレージの増設など、構造に関わる重要な工事だからこそ、業者選びが成功の鍵を握ります。信頼できる会社の選び方については、後悔しないリノベーション会社の選び方とは?確認すべきポイントや注意点を徹底解説!もあわせてご覧ください。
・シャッター音や排気ガス対策が必要
ビルトインガレージは建物の中に車を入れるため、シャッター音、エンジン音、排気ガスへの配慮が必要です。寝室の近くに配置すると、早朝や深夜の出入りがストレスに感じることも。静音タイプのシャッター、寝室との距離、換気設備、室内側の建具まで計画段階で考えましょう。
・建ぺい率・容積率や固定資産税などの法規制
ビルトインガレージの後付けは、建築基準法上の床面積や建築面積に関わります。庭に増築する場合は、建ぺい率や容積率、道路斜線、防火地域・準防火地域の規制を確認しなければなりません。増築では確認申請が必要になるケースもあります。固定資産税の扱いも含め、法規と税金をあわせて確認しましょう。
・【最重要】耐震性の低下リスクと補強工事の必要性
もっとも重要なのが耐震性です。ビルトインガレージを後付けするために1階の壁や柱を抜くと、建物を支える力のバランスが崩れます。特に木造住宅では、1階の壁量不足が地震時の弱点になります。だからこそ、自社設計士が構造を確認し、自社大工が補強・施工まで担う体制が必要です。川津工務店では、戸建てのフルリノベーションや床の補強工事も手掛けています。
「木造一戸建てのフルリノベーション」の施工事例や「床の補強リフォーム」の施工事例も参考にしてみてください。
■【パターン別】ビルトインガレージの後付けリフォーム費用相場

費用は、既存の部屋を使うのか、庭に増築するのか、シャッターのスペックや内装をどこまで整えるのかで大きく変わります。ここでは目安を紹介しますが、実際の金額は、現地調査と構造確認のうえで見積もりを取る必要があります。
・既存の1階部分(和室など)をガレージに改修する場合(約100万〜240万円)
既存の1階部分をガレージにする場合、費用の目安は約100万〜240万円です。ただし、これは工事範囲をある程度絞った場合の目安です。実際には、解体、床の土間コンクリート化、基礎まわりの工事、開口部の設置、シャッター、電気工事、必要に応じた耐震補強などの費用がかかります。壁や柱を大きく動かす場合や、間取り変更を伴う場合は、さらに費用を見込む必要があります。
・庭などの敷地にガレージを増築する場合(約150万〜350万円)
庭や空きスペースにガレージを増築する場合は、約150万〜350万円が目安です。ただし、建物と一体で使うビルトインガレージとしてつくる場合は、基礎、屋根、壁、シャッターに加え、既存建物との接続部分の処理や外構工事も関わります。また、増築では確認申請の費用が本体工事とは別にかかるケースもあります。
・費用を大きく左右する「シャッターの種類」
シャッターは、手動式か電動式かで費用が変わります。一般的には、手動式が20万〜30万円前後、電動式が40万〜60万円前後が目安です。電動式にすると費用は上がりますが、毎回手で上げ下げする負担を減らせます。
さらに、オーバースライダー式などを選ぶと費用は高くなります。開口部の大きさや天井まわりの納まりによっても金額が変わるため、シャッターは早い段階で種類を決めておきましょう。
・スケルトンリフォーム(フルリノベーション)という選択肢
築年数が経った戸建てでは、ビルトインガレージだけを後付けするより、家全体を見直すスケルトンリフォームが合う場合もあります。壁や床を解体して構造を確認しながら、間取り、耐震補強、断熱、配管、収納までまとめて考えられるのがメリットです。
フルリノベーションを検討する際の注意点については、フルリノベーションの落とし穴とは?失敗しないためのポイントや業者の選び方を紹介で詳しく解説しています。
また、実家など築年数が古い戸建ての場合は、築50年の家は1000万円でどこまでリフォームできる?費用相場と実例をプロが解説も参考にしてみてください。
■ビルトインガレージの後付け費用を安く抑える賢いコツ

ビルトインガレージは、工事範囲が広がるほど費用も上がります。ただし安全に関わる部分は削ってはいけません。コストダウンのコツを解説します。
・ガレージの機能やデザインをシンプルにする
費用を抑えるなら、ガレージをどこまで作り込むかを最初に決めておきましょう。まずは車を安全に置くための基本性能を優先し、内装材、照明、収納、シャッターのグレードは必要な範囲にとどめます。工具棚や趣味用の収納は、使いながら必要に応じて追加する方法もあります。
・国や自治体の補助金・リフォーム減税を活用する
ガレージ単体を対象にした補助金は多くありません。ただし、耐震補強を伴うリフォームでは、自治体の助成制度やリフォーム減税の対象になるケースがあります。世田谷区でも、木造住宅の耐震診断や耐震改修に関する支援制度が設けられています。
補助金や減税は、対象となる建物、工事内容、申請時期によって扱いが変わります。着工前の事前相談や手続きが必要な制度もあるため、計画の早い段階で確認しましょう。川津工務店では、制度の確認から必要書類の準備までサポートいたします。
■まとめ:ビルトインガレージの後付け・増築のご相談は「川津工務店」へ!

ビルトインガレージの後付けは、愛車を雨風から守り、敷地を有効に使えるリフォームです。ただし、既存の壁や柱に手を入れる工事になれば、耐震性の確認や補強が欠かせません。増築を伴う場合は、建ぺい率や容積率などの法規も事前に確認する必要があります。
既存の部屋をガレージにする場合も、庭に増築する場合も、車の出入り、収納、シャッター音、排気、将来のメンテナンスまで含めて考えることで、使い勝手が変わります。
川津工務店は、世田谷区を拠点に、新築注文住宅、戸建てリフォーム、フルリノベーションを手掛ける地域密着の工務店です。自社設計士と自社大工が連携し、プラン、仕様、提案から施工、現場管理、工程管理まで一貫して対応します。
ガレージの後付けでは、構造を確認しながら間取りを考える設計力と、現場で精緻にカタチにする大工の腕が欠かせません。古いお住まいの場合、図面がなくても、柱や梁、床の状態を現地で確認しながら安全な方法を探りますので、ご安心ください。
お引渡し後も、シャッターの不具合や建具の調整など、住み始めてからのお困りごとに対応できるのが、地域密着型の工務店の強みです。地域に根ざす「住まいの萬屋」として、愛車と暮らしの両方を大切にできるビルトインガレージをご提案いたします。
戸建ての新築工事、リフォーム、リノベーション、ビルトインガレージの後付け・増築をご検討中の方は、川津工務店へご相談ください。まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
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